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シンポジウム・イベント情報

学会奨励賞

日本トラウマティック・ストレス学会では、優れた研究を表彰し、学会活動をより活性化するために、
第5回大会から学会奨励賞を設けています。

 

第18回大会奨励賞(2019年6月)

このたびの18回大会では、2件の受賞がありました。
受賞された先生に、研究紹介も含めたコメントをいただいております。

優秀演題賞

森島 遼先生(東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻精神医学)
演題:東日本大震災3年経過後の抑うつの長期経過と希死念慮の関係:東日本大震災の被災者コホート研究

このたび優秀演題賞を頂戴し、大変光栄に存じます。東日本大震災後の抑うつの長期経過に関わる因子の検証と、抑うつの長期経過と自殺念慮の関係を発表いたしました。2012年から2014年に宮城県東松島市の特定健診で用いられた質問調査票から、抑うつ(Kessler 6 ≥ 8)、自殺念慮、人口統計学的項目などを使用しました。解析対象は全調査参加の1473名のデータとしました。 東日本大震災から3年経過後、調査参加者の約10%が抑うつの慢性群や遅発群に該当しました。 抑うつの慢性群や遅発群に関わる因子は、高い心理的ストレスに加え、住環境や雇用状況によって予測されることが示唆されました。慢性群や遅発群は特に自殺念慮リスクが高いことも示されました。
本研究結果より、中・長期的な被災地の精神保健活動において心理的ストレスに加え、環境的(就労・住居)な困難のある方への支援の重要性が示唆されました。

この場を借りて、現地支援スタッフの方々やご指導いただいた東大精神医学教室の先生方に感謝申し上げます。
引き続き被災地の長期的精神保健活動に役立つ研究を進めていきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

受賞された先生方、おめでとうございます。