第9回大会(2010/3開催)

公開日 2010年03月01日

日時

2010年3月6日(土)

プログラム

■開会式 9:00~

■教育講演1 9:10~9:55

「日本の犯罪被害者支援の現状と課題」
中島 聡美(国立精神・神経センター精神保健研究所)

■教育講演2 9:55~10:40

「虐待を受けた子どもの支援-児童養護施設の子どもについて」
田中 究(神戸大学)

■臨床鼎談 10:50~11:50

「トラウマ臨床に吹く順風、逆風」
聴き、語る人:中井 久夫(神戸大学名誉教授)、小西 聖子(武蔵野大学)
進行役:岩井 圭司(兵庫教育大)

■基調講演 13:10~14:10

「災害後のコミュニティの対応と挑戦」
アレキサンダー C マクファーレン(アデレード大学・オーストラリア)

■市民公開講座 14:40~16:40

「災害とこころのケア:アジア諸国の経験から」

主催 : 日本トラウマティック・ストレス学会
共催 : (財)ひょうご震災記念21世紀研究機構 兵庫県こころのケアセンター
後援 : 兵庫県、日本海外協力機構(JICA)

シンポジスト

鄭 若瑟(Joseph Chen):台湾バリ精神医療センター
黄 悦勤(Yueqin Huang) :中国 北京大学精神衛生研究所
Benjaporn Panyayong (タイ Mental Health Recovery Center)
Khin Maung Gyee (ミャンマー 第一医学大学)
指定発言 : Alexander McFarlane (オーストラリア・アデレード大学)
コーディネーター : 加藤 寛、大澤 智子(兵庫県こころのケアセンター)
※本シンポジウムは阪神・淡路大震災淡路大震災15周年記念事業として、ひょうご安全の日推進県民会議からの助成により行われます。

■ポスターセッション 16:40~17:40

■懇親会 18:00~

 

 シンポジウム A-1 (9:00~10:30)

親から分離された乳幼児のアタッチメントとトラウマ

コーディネーター

奥山 眞紀子(国立成育医療センター)
藤林 武史(福岡市こども総合相談センター)

A-1-1

「乳児院における関わりの難しい保護者への支援」 山崎 知克(浜松市発達医療総合福祉センター)

A-1-2

「児童養護施設幼児ホームにおける愛着の扱い」 森 茂起(甲南大学)

A-1-3

「発達障害とアタッチメント障害」 杉山 登志郎(あいち小児保健医療総合センター)

A-1-4

「分離された乳幼児への介入手順への提案およびアタッチメントとトラウマとの問題の推移―乳児院と里親の研究から」 青木 豊(相州乳幼児親心療センター)

 

シンポジウムA2 (10:30~11:45)

さまざまな治療アプローチの可能性

コーディネーター

岡野 憲一郎(国際医療福祉大学大学院 臨床心理学専攻)
廣常 秀人(独立行政法人国立病院機構大阪医療センター精神科)

A-2-1

「EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)のメカニズム」 市井 雅哉(兵庫教育大学発達心理臨床研究センター)

A-2-2

「力動的アプローチ」 岡野 憲一郎(国際医療福祉大学大学院 臨床心理学専攻)

A-2-3

「トラウマへの臨床催眠」 仁木 啓介(ニキハーティーホスピタル) 指定討論者 田中 究(神戸大学付属病院精神科神経科)

 

シンポジウムA3 (13:45~15:15)

ドメスティック・バイオレンスによる被害とコミュニティ支援の現状

コーディネーター

加茂 登志子(東京女子医科大学附属女性生涯健康センター)
亀岡 智美(大阪府こころの健康総合センター)

A-3-1

「妊婦におけるDV被害 ―産婦人科医療の場での支援と連携―」  加藤 治子(阪南中央病院産婦人科)

A-3-2

「ドメスティック・バイオレンスが被害親子に与える心理的影響 ―精神科医療の場での支援と連携―」 亀岡 智美(大阪府こころの健康総合センター)

A-3-3

「DVにさらされる子どもの支援:警察と児相の連携状況について」 山本 恒雄(日本子ども家庭総合研究所)

A-3-4

「福祉事務所におけるDV被害者支援の現状と課題」 高宮 智典(福岡市東区保健福祉センター)

 

シンポジウムA4 (15:30~17:00)

トラウマ記憶へのエクスポージャー

コーディネーター

金 吉晴(国立精神神経センター)
小西 聖子(武蔵野大学)

A-4-1

「持続エクスポージャー法の原理と、非定型PTSD症状への応用」  金 吉晴(国立精神神経センター成人精神保健部)

A-4-2

「重度トラウマ反応を持つクライエントへの予備的介入と持続エクスポージャー法の導入」 小西 聖子(武蔵野大学)

A-4-3

「認知処理療法」 堀越 勝(駿河台大学)

指定討論

加茂 登志子(東京女子医科大学)

 

シンポジウム B-1 (9:00~10:30)

性暴力被害者の支援-最近の課題-

コーディネーター

小西 聖子(武蔵野大学)
中島 聡美(国立精神・神経センター 精神保健研究所)

B-1-1

「警察における性犯罪被害者支援について~性犯罪被害者対応拠点モデル事業~」 小笠原 和美(警察大学校特別捜査幹部研修所)

B-1-2

「『性暴力救援センター・大阪』開設の意義」 北田 衣代(所属 阪南中央病院)

B-1-3

「産婦人科医療現場における性暴力被害者の診療の実態と急性期の心理的介入の検討」 中島 聡美(国立精神・神経センター 精神保健研究所)

B-1-4

「心理臨床における性暴力被害者の支援と課題」 吉田 博美(武蔵野大学心理臨床センター)

 

シンポジウムB-2 (10:45~12:15)

子どもの治療―トラウマやストレスに曝される子どもに必要な医療現場の諸対応

コーディネーター

笠原 麻里(国立成育医療センター)
海野 千畝子(あいち小児保健医療総合センタ-)

B-2-1

「被虐待児童の治療における他科受診の有用性の検討」 海野 千畝子(あいち小児保健医療総合センタ-)

B-2-2

「チームアプローチの質について~虐待対応に関わるスタッフの内面的プロセスを軸とした考察~」 実方 由佳(国立成育医療センター)

B-2-3

「医療体験によるトラウマ予防 ~小児医療におけるチャイルド・ライフ・スペシャリストの役割~」 相吉 恵(国立成育医療センター)

指定討論

大石 聡(静岡県立子ども病院)

 

シンポジウムB-3 (13:45~15:15)

トラウマと心理教育:PTSDをいかに伝えるか?

コーディネーター

前田 正治(久留米大学医学部精神神経科学教室)

B-3-1

「サイコロジカル・ファースト・エイドについて」 大澤 智子(兵庫県こころのケアセンター)

B-3-2

「病院臨床における心理教育」 前田 正治(久留米大学医学部精神神経科学教室)

B-3-3

「子どものトラウマケアにおける心理教育」 笠原 麻里(国立成育医療センター)

B-3-4

「衝動行為・解離症状に対する心理教育」 大江 美佐里(チューリッヒ大学医学部精神科・久留米大学医学部精神神経科)

 

シンポジウムB-4 (15:30~17:00)

学校危機時の心のケア ~様々な側面から~

コーディネーター

岩切 昌宏(大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンター)
藤森 和美(武蔵野大学人間関係学部)

B-4-1

「スクールカウンセラーの派遣にかかわって ~緊急対応を要した学校への援助を通じて~」 小西 和朗(大阪市教育センター首席指導主事)

B-4-2

「学校における心のケアを充実させるために ~スクールカウンセラーの視点から~」 卜部 明(東京都世田谷区スクールカウンセラー)

B-4-3

「学校におけるこころの緊急支援活動 ~専門職者と学校関係者の認識の違い~」 武山 雅志(石川県立看護大学)

B-4-4

「学校事故事件における遺族の精神健康について~調査協力者の現状より~」 内海 千種(徳島大学ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部、兵庫県こころのケアセンター)

 

シンポジウムC-1 (9:00~10:30)

親子関係に対する新しい介入的治療技法の臨床経験~「親子相互関係療法」(PCIT)と「子どもと大人のきずなの強化法」(CARE) を中心に

コーディネーター

加茂 登志子(東京女子医科大学附属女性生涯健康センター)
森田 展彰(筑波大学人間総合科学研究科)

C-1-1

東京女子医科大学における親子相互交流療法(PCIT)の臨床経験 加茂 登志子(東京女子医科大学附属女性生涯健康センター)

C-1-2

「台湾の虐待を受けた子どもとその養育者に対するPCITの適合と適応」 陳 怡群(國立中正大學心理學系曁研究所)

C-1-3

「CAREプログラムの日本における実践:これまでの取り組みと今後の課題」 福丸 由佳(白梅学園大学 子ども学部)

指定討論

春原 由紀(武蔵野大学人間関係学部)

 

シンポジウムC-2 (10:45~12:15)

惨事ストレス:救援者と支援者の職務ストレスを考える

コーディネーター

大澤 智子 (兵庫県こころのケアセンター)
飛鳥井 望 (東京都精神医学総合研究所)

C-2-1

「児童福祉分野における対人援助従事者の業務ストレスの実態-業務中のストレスイベントと精神的健康の関連性について-」 牧田 潔(兵庫県こころのケアセンター)

C-2-2

「警察官における外傷性ストレスの実証的研究」 上田 鼓(神奈川県警察本部被害者対策室)

C-2-3

「大規模災害発生時に救援者が組織に求めるストレス緩和策の因子構造」 平野 美樹子(長岡赤十字看護専門学校)

C-2-4

「国際緊急援助隊の業務ストレスとその影響について」 大澤 智子(兵庫県こころのケアセンター)

 

シンポジウムC-3 (13:45~15:15)

救急医療現場における家族・遺族支援

コーディネーター

村上 典子(神戸赤十字病院心療内科)
坂口 幸弘(関西学院大学人間福祉学部)

C-3-1

「突然死の遺族のグリーフケア」 村上 典子(神戸赤十字病院心療内科

C-3-2

「救急外来で亡くなった患者家族の支援」 黒川 雅代子(龍谷大学短期大学部)

C-3-3

「脳死患者家族の危機場面における心理」 重村 朋子(日本医科大学)

C-3-4

「臓器提供者家族の心理的適応とその影響要因」 中西 健二(社団法人日本臓器移植ネットワーク)

 

シンポジウムC-4 (15:30~17:00)

沖縄戦とコミュニティについて

コーディネーター

宮地 尚子(一橋大学)
上原 立人(タカハシクリニック)

C-4-1

「『沖縄の住民はどのように戦争を体験したのか?』 住民から見た沖縄戦」 上原 立人(タカハシクリニック)

C-4-2

「トラウマとしての沖縄戦─沖縄住民のPTSDに関する疫学調査に向けて」 上間 愛(東京大学大学院人文社会系研究科修士課程)

C-4-3

「沖縄本島南部のA村における沖縄戦の爪跡」 當山 冨士子(沖縄県立看護大学)

指定討論

重村 淳(防衛医科大学校 精神科学講座)

 

シンポジウムD-1 (9:00~10:30)

新型インフルエンザの心理社会的影響

コーディネーター

重村 淳(防衛医科大学校 精神科学講座)
勝田 吉彰(近畿医療福祉大学 社会福祉学部 臨床福祉心理学科)

D-1-1

「「H1N1インフルエンザと集団パニック」 重村 淳(防衛医科大学校 精神科学講座)

D-1-2

「新型インフルエンザへの危機対応の中で」 江本 博明(兵庫県立兵庫高等学校校長)

D-1-3

「新型インフルエンザ流行による社会不安と対策」 勝田 吉彰(近畿医療福祉大学 社会福祉学部 臨床福祉心理学科)

 

シンポジウムD-2 (10:45~12:15)

解離性障害における心理テストの意義

コーディネーター

井手 正吾(札幌学院大学)
野呂 浩史(南平岸内科クリニック)

D-2-1

「解離性障害におけるロールシャッハ・テストの意義」 青木 佐奈枝(東京成徳大学)

D-2-2

「解離性障害患者のMMPIプロフィールの特徴 ―統合失調症との比較検討を含めて―」 荒川 和歌子(南平岸内科クリニック臨床心理部門)

D-2-3

「Dissociative Experiences Scaleの臨床的活用とその限界」 福井 義一(東海学院大学)

指定討論

奥田 ちえ(東京解離治療研究室)

 

シンポジウムD-3 (13:45~15:15)

トラウマ体験と加害行動:どのように対応するか

コーディネーター

藤岡 淳子(大阪大学大学院人間科学研究科)

D-3-1

「受刑者におけるトラウマ体験とその対応~刑務所内回復共同体での実践」 毛利 真弓(島根あさひ社会復帰促進センター社会復帰支援員)

D-3-2

「性非行少年の被害体験とその対応」 浅野 恭子(大阪府子ども家庭センター)

D-3-3

「被害者加害者調停が加害者と被害者にとって意味するもの」 野坂 祐子(大阪教育大学)

 

シンポジウムD-4 (15:30~17:00)

被害者支援:今日の制度とこれからの方法論

コーディネーター

岩井 圭司(兵庫教育大学)

D-4-1

「被害者に対する直接支援の経験から」 堀口 節子(ひょうご被害者支援センター)

D-4-2

「『被害者は証拠品ではない』は越えられたか?」 岩井 圭司(兵庫教育大学)

D-4-3

「被害者支援のこれからに向けての提言:性犯罪被害者支援の経験から」 雪田 樹理(女性共同法律事務所)

 

ランチョン・セミナー

ランチョンセミナー1: 3月6日(土)12:00~13:00

演 題

「不安と抑うつのポリフォニー~より良き治療ストラテジーを求めて~」

演 者

坂元 薫(東京女子医科大学医学部精神医学講座)

提 供

グラクソ・スミスクライン株式会社

ランチョンセミナー2: 3月7日(日)12:00~13:00

演 題

「拡散するうつ病の輪郭と求められる対応」

演 者

白川 治(近畿大学医学部精神神経科教室)

提 供

ファイザー株式会社

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