国際交流委員会からのお知らせ

公開日 2021年08月17日

【ACOTS 2021大会のご案内】

このたび,オーストラリア・トラウマティック・ストレス学会(ASTSS: Australian Society for Traumatic Stress Studies)とPhoenix Australiaの共催で、学術大会ACOTS (The Australasian Conference on Traumatic Stress) 2021がバーチャルで開催されます。

期間は2021年9月14日から18日となっており、カナダ・米国・英国等海外、そして豪州国内からの9つの招待講演をはじめとして魅力的なプログラムが組まれています。参加者は12ヶ月間講演録画を視聴することができますので、ご自分のペースで視聴できます。ちなみに、豪州は日本との時差が小さいのでお得です。

参加費は,8月20日までは299オーストラリアドル,それ以降は399オーストラリアドルです(学生割引も設定あるようですが詳細はwebsiteをご参照ください)。豪州はトラウマ臨床に積極的な国の1つです。ご興味のある方はぜひご登録してみてください。https://www.acots.org/

 

 

 

 

【人種差別に対する各地トラウマティック・ストレス学会の取り組み】

 

人種差別問題は世界各地のトラウマ専門家に大きな影響を与え続けています。米国においては黒人差別に対抗するBlack Lives Matter運動が起き、学術的な取り上げも増えています。国際トラウマティック・ストレス学会(ISTSS)では、学術誌Journal of Traumatic Stressでこのテーマに関する論文が発表されました(Bird CM et al., J Trauma Stress, 2021; https://doi.org/10.1002/jts.22670)。また、少数派研究者への会員賞を設け、黒人あるいは先住民のアイデンティティを持つ世界各地の駆け出しのトラウマ専門家を対象として、会員制度等の支援を行っています。

一方、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)パンデミックを受けて、世界各地でアジア人に対する憎悪犯罪や差別も増加しています。これに対して韓国トラウマティック・ストレス学会(KSTSS)は、”Statement on Anti-Asian Hate Crimes”という声明を発表し、ケア・教育・啓発・研究の重要性を訴えています。http://kstss.kr/?p=2360

 

 

 

 

 

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