国際交流委員会からのお知らせ

公開日 2023年10月21日

 

  1. Global Collaboration on Traumatic Stress よりJSTSS会員の皆様へ

・Global Collaboration on Traumatic Stress (GCTS、以前の略語はGC-TSでしたが、ハイフンがとれました)はJSTSSも加盟している、トラウマティック・ストレスに関する国際共同活動(現在は研究が中心)を行っている組織です。年に4回程度のニュースレターを発行しております。ニュースレターへの登録をよろしくお願いします。登録先は、https://ja.global-psychotrauma.net/news のCLICK HEREからできます。

・GCTSでは、特に若手研究者の参加を推奨しています。現在、若手(大学院生,ポスドク,研修医)が中心となって活動しているテーマは「Global Perspectives on Culturally Sensitive Trauma Training(文化を意識したトラウマトレーニングに関するグローバルな視点)」です。トラウマ臨床を学ぶ上での文化差、研修する立場でのトレーニングの内容・必要性等について議論されています。こうしたグループに参加することで国際規模の研究に参加したり、英文論文の出版プロセスを間近で見ることができます。もちろん,意欲があれば論文の著者にもなれます。興味のある方の積極的な参加をお待ちしております。

Treatments across cultures | Global Collaboration (global-psychotrauma.net) 

 

  1. トルコ、シリア、モロッコ、アフガニスタンの地震危機への対応 (ESTSS)

欧州トラウマティック・ストレス学会はトルコ、シリア、モロッコ、アフガニスタンの地震への支援声明を出しました。以下に全文和訳をお示しします。

 

トルコとシリア(2月6日)、モロッコ(9月23日)、アフガニスタン(10月8日)で、いくつかの壊滅的な地震が数千人に影響を与えました。これらの大規模な災害は、何千人もの人々に甚大な破壊、人命の損失、安全の喪失をもたらしました。ESTSSは深い悲しみを感じるとともに、これらの災害の余波によって被害を受け、今もなお影響を受けている人々に哀悼の意を表し、お見舞いを申し上げます。

 

トラウマティック・ストレス・コミュニティとして、ESTSSは、危機救助に携わる専門家を含め、直接的、間接的に被害を受けた方々との連帯を分かち合いたいと思います。壊滅的な被害の経験や映像が与える感情的な影響は、深く、時には長く続くことがあります。また、過去の嫌な思い出や傷を呼び起こす人もいます。実践的な支援を提供することは、人々が回復力を維持する助けとなり、人々が互いにつながる方法を提供することになります。estss.orgでは、人道危機が発生した直後から長期にわたって、専門家や非専門家が効果的な支援を提供するための資料をご覧いただけます。

 

ESTSSは30年にわたり、人間の逆境がもたらす結果について膨大な知識を持つ緊密な国際コミュニティです。私たちは、災害の余波に耐えている被災者や同僚のために、知識、情報、ガイダンスを通じて支援を提供するよう、すべての会員に訴えます。

 

ジョアン・ムサーン博士

欧州トラウマティック・ストレス学会会長

 

 

 

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