公開日 2024年11月11日
研修委員会より、以下の研修のお知らせをいたします。
研修委員会では、心的外傷後ストレス症（PTSD）に対するエビデンスのある治療法である認知処理療法（Cognitive Processing Therapy: CPT）について、開発者であるパトリシア A. リーシック教授をお招きして、2日間の研修を行います（専門家による逐次通訳あり）。
リーシック教授による研修は本邦で2回目となりますが、その後に発表された多数の研究知見も踏まえた最新版のCPT研修となります。こちらは、米国等で実施されているリーシック教授らによるCPTの公認ワークショップと同じ位置付けとなっており、CPTの基本知識およびスキルの習得を目的としております。
今回、JSTSS学会員の皆様には割引コードを活用していただくことで、定価35,000円のところ、33,000円（2,000円割引）でご参加いただけます（割引コードは11/5・12/3配信のメーリングリストをご確認ください）。
以下、開催の概要ですが、以下の申込サイトに詳細を記載しておりますので、ご確認の上、ぜひ奮ってご参加ください。
■ 申込サイト
● 研修タイトル
リーシック教授による心的外傷後ストレス症への認知処理療法の基本研修
● 講師
パトリシア A. リーシック（デューク大学精神医学・行動科学名誉教授）
- 逐次通訳あり
● 日時
2025（令和7）年3月15-16日（土-日）10:00〜17:00
● 開催方法
ハイブリッド（現地 + Zoomライブ配信）
● 会場（現地）
武蔵野大学 有明キャンパス 4号館306教室
東京都江東区有明3-4-2
● 定員
現地 100 → 180名程度 / オンライン 100 → 300名程度
※ 多数のお申込みを頂戴したため、会場等を調整し、定員を増やしました。
※ いずれも定員に達し次第締切り
● 録画配信（後日）
現地参加およびオンライン参加のいずれの参加者の方もご視聴いただける、録画配信を後日行いますので、当日内容を振り返りたい方も安心してご参加いただけます。
- 配信予定期間：2025年3月24日（月）〜5月15日（木）
● 受講料（現地・オンライン共通）
JSTSS会員：33,000円 / 非会員：35,000円
- 申込サイトで割引コードの入力が求められます。11/5・12/3配信のメーリングリストに記載されているコードを入力してください。JSTSS会員以外への割引コードの共有等はお控えください。
●臨床心理士ポイント
第3群で申請できるポイントとして申請予定
● 申込締切
2024年12月22日（日）23:55まで
● 研修概要
認知処理療法（CPT）開発者であり、心的外傷後ストレス症（PTSD）研究の世界的な権威であるリーシック教授による講義、デモンストレーションビデオでの例示、ロールプレイ演習やエクササイズ、質疑応答を通した約６時間×２日間の特別集中研修となります。国際的な診療ガイドラインでは、PTSDに対する第一選択の治療として、トラウマに焦点を当てた認知行動療法が推奨されています。本研修では、CPTの理論的背景、構成、実施方法について紹介し、実践に必要な基本的技能の習得を目指します。最新の研究や2023年に出版されたセルフヘルプ書籍『Getting Unstuck from PTSD』（日本語版は2025年5月出版予定）や2024年に出版された『Cognitive Processing Therapy for PTSD: Comprehensive Manual 2nd Edition』（日本語版は出版検討中）の内容を基に、最新版のCPTについて、初めて実践する臨床家にもわかりやすく説明していきます。令和6年度の診療報酬改定においては、心的外傷的出来事の後のPTSD関連症状に対する、公認心理師による心理支援加算が新設されました。PTSDやトラウマへの支援は我が国でも大きなニーズがあり、その実践の参考としていただけると期待できます。
● 講師紹介
Patricia A. Resick（パトリシア A. リーシック名誉教授）
デューク大学精神医学・行動科学名誉教授。ミズーリ・セントルイス大学においてトラウマ回復センターを創設し、寄付講座教授を務め、1988年に認知処理療法(CPT)を開発した。10年間にわたり、国立PTSDセンターの女性健康科学部門長を務めた。国際トラウマティック・ストレス学会(ISTSS)と米国行動認知療法学会(ABCT)の理事長を歴任している。研究や教育訓練に関して多くの受賞歴があり、PTSD領域における卓越した科学業績に対してISTSSからロバートS. ローファー記念賞を、退役軍人局心理学者リーダー会からリーダーシップ賞を、ISTSSやABCTから生涯功労賞を、米国心理学会第56分科会（トラウマ心理学）から特別功労賞を授与されている。
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