国際交流委員会からISTSS年次大会のお知らせ

公開日 2025年01月21日

第41回ISTSS年次大会演題募集 締め切り2月13日

2025年9月17日より20日まで,国際トラウマティック・ストレス学会(ISTSS)第41回年次大会が米国メリーランド州ボルチモア(Baltimore
Marriott Waterfront)で開催されます。
テーマはFrontiers in Traumatic Stress: Global Perspectives and Creative Solutions(トラウマティックストレスの最前線:グローバルな視点と創造的な解決策)です。
現在,2025年2月13日までの間演題募集が行われています。
https://istss.org/meetings-events/41st-annual-meeting/?_zs=IWk2W1&_zl=ECV1A
ISTSS会員の岩月肇先生に翻訳頂いた演題募集の案内を以下にお示しします。

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ISTSS 演題募集のご案内

ISTSS年次総会は、トラウマに関連する研究、臨床戦略、公共政策アプローチ、理論的枠組みを共有するための学際的なフォーラムを提供します。この年次総会は、対面での貴重な機会を通して、専門家同士が再びつながり、ネットワークを拡大し、協力関係を発展・強化して、トラウマティック・ストレスの分野を前進させるための場を提供します。この年次総会は、トラウマストレスの研究と治療に関心を持つ精神科医、心理学者、ソーシャルワーカー、カウンセラー、疫学者、看護師、研究者、管理者、被害者支援者、ジャーナリスト、聖職者など、多様な分野を代表する専門家や学生が集う国際的な会議です。

ISTSS第41回年次総会では、トラウマの予防、評価、治療に関する理解を強化し、さらに広げるために、グローバルな視点と創造的なソリューションを用いて、トラウマティック・ストレス分野の最前線を探求することに焦点を当てます。この総会の目的は、進化するトラウマの状況についての理解を深めるとともに、世界中の声を広く取り上げ、トラウマへの取り組みにおけるイノヴェーションや学際的なアプローチを促進することです。私たちは、グローバルで学際的な協力を反映し、トラウマ研究に革新的な方法を取り入れた研究の投稿を奨励し、テクノロジーを活用して、より良い成果を促進し、トラウマ分野における時宜を得た課題や挑戦に対応しています。また、トラウマに配慮したシステムをグローバルな視点で構築し、強化し、評価することの重要性に光を当てるような発表も求めています。私たちは、以下に関連するトピックに関する研究の投稿を奨励しますが、それに限定されるものではありません。

•グローバルな協力を通じたトラウマティック・ストレスの予防
•グローバルコミュニティの教訓を活用した世代間トラウマの理解と対処
•トラウマに配慮したシステムの構築、強化、サービスのニーズやギャップの評価
•回復のためのイノヴェーションを創出するための技術の活用
•AIや計算生物学(computational biology)を活用したトラウマティック・ストレスの解明と治療
•ライフスパンや公衆衛生的視点におけるトラウマ研究の革新的かつ学際的な方法論
•多様な集団におけるレジリエンスと回復の神経生物学的マーカー
•気候変動とトラウマティック・ストレスについて

学習目標:
1.グローバルかつ学際的な協力が、トラウマティック・ストレスの研究と予防をどのように進めるかを説明する。
2.トラウマに配慮した(Trauma-Informed)システムの確立と改善に関して、グローバルな規模で存在する主たる障壁や必要とされるものについて
  説明する。
3.回復を促進するための革新的で幅広い適応が可能な(scalable)テクノロジー活用のアプローチを見出す。
4.トラウマ、レジリエンス、回復の神経生物学的マーカーに関する研究の進展について議論する。
5.気候変動や極端な気象イベントが、最も影響を受けやすいグループのトラウマティック・ストレスに与える直接的および間接的影響、多層的な
  因果メカニズム、そして統合的なトラウマ焦点型および気候レジリエントな介入策について議論する。

キャンセルおよび変更ポリシー: キャンセル通知は、必ず電子メール(info@istss.org)にて書面で提出してください。
2025 年8 月15 日(金)までに受理されたキャンセルは、100 ドルのキャンセル料を差し引いた金額が返金されますが、
以降のキャンセルについては返金されません。
登録者の代替はいつでも可能ですが、同じ会員タイプである必要があります。電子メールでの書面を提出してください(info@istss.org 宛)。

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JSTSSでは,このISTSS年次大会の発表を対象に若手国際学会発表奨励賞を設定しております。2025年度も2024年度と同じ条件で公募を行う予定です。
詳細は以下のリンクの通りですが,募集開始時には会員の皆様にあらためて周知いたします。
https://www.jstss.org/docs/2023112100015/

昨年のボストン大会では多くの日本からの参加者があり活気が感じられました。次回大会への参加もぜひご検討ください。
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