災禍がもたらすトラウマ
21世紀という時代に、他国への侵略が行われていることは大きな衝撃を世界中に 与えています。直接の被害を受けているウクライナの人々には、長期に心身の健康に深刻な影響が生じることが懸念されます。また、多数の避難者を受け入れている周辺の国々では、支援するための情報やシステムが渇望されています。さらに、報道、とりわけSNSなどのインターネット上の悲惨な情報に接することで、 遠く離れた地域に住んでいても影響を受けることがあるでしょうし、他のトラウマを体験した人々が情報に曝露されることで強い反応が生じてしまう可能性もあります。
JSTSSでは、信頼できる国際学会や国際機関、研究機関が提供するものを中心に、災禍がもたらすトラウマとそのケアに関する情報を発信していきます。日本はかつての体験から、戦争がひきおこすトラウマが、深く長く続くことを学んできました。現在のウクライナの状況が一刻も早く改善することを心から願うとともに、本特設サイトが支援に携わる皆様の一助となれば幸いです。
関連情報
- 支援者や在日トルコ人・シリア人の方向けの情報(トルコ・シリア地震関連)(2023年03月11日)
- 避難者支援情報に関するリンク集について(ウクライナ関連情報)(2022年08月04日)
- 避難者支援に関する資料について(2022年06月01日)
- ISTSS(国際トラウマティックストレス学会)提供の資料について(2022年06月01日)
- ウクライナへの軍事侵攻についての日本トラウマティック・ストレス学会からの声明(2022年03月04日)